HISTORY OF『CALATI』
「60年の歴史と共に築いた伝統」

CEO マウリツィオ ダネセ
ダネセ グループ

革厚の測定に特化したブランドとして著名なCALATIは、2020年、 アルツィニャーノに拠点を置くDANESEに引き継がれました。
凡そ60年に渡り築かれてきた価値ある伝統、国内外の製革業の発展における要。
これはマニアックな領域でもあるレザーダイヤルゲージという分野において、ISOやUS-D以前から国際的な基準を提示してきたCALATIに最も相応しい説明と言えるでしょう。

約60年前に披露されて以来、CALATIのダイヤルゲージは、製革業だけでなく関連産業における必須道具となっており、殆どのCALATI製品を少なくとも1つは使用していると言われています。これらのことからも、瞬く間に世界中に広がり、市場でリーダーとしての立ち位置を維持してきたことがわかります。

この「イタリア発、世界的な奇跡」は、1961年10月21日、イタリア、ヴィチェンツァ州 アルツィニャーノ– 当時製革業の戦略的地区として認定された - に拠点を置く小さな工房を持ち、厚度計CALATIを設計したカルロ・カラティから始まりました。
独特な特徴を持つ“アルミニウム・銅・スチールで構成された小さな灰色のツール”は、精度、迅速性、耐久性に優れ、業界の専門家達に絶賛されるようになりました。

カラティ一家による歴史は2代渡って続き、1970年代末にカルロ・カラティは2人の息子、アルベルトとアレサンドロと共に測量設計設備の生産に取り組み、精力的に世界進出を図りました。
当時から2019年までカラティ兄弟は、ツールの特徴を維持し、成功を収めてきました。そして昨年よりDASENEと共に、新しいツールの開発をすることになりました。そのため、カラティはアルツィニャーノからトリッシノへ移転しました。

トリッシノではDASENEによって別の生産施設が開設されました。カラティの本社(経理部門と部品供給部門)はアルツィニャーノへ残し、オーバーホールユニット・中古機械倉庫・カラティの主要施設はすべてトリッシノに拠点を置いています。
アナロジックツールはそのまま新しい経営陣は最先端のモデルの設計と製造を開始しました。これにより間もなく、製革業における様々な現場のニーズに対応することができるようになります。

将来の目標は、マシンのパラメータの手動設定を、CALATIボタンを押すだけで十分なように置き換えることです。
100分の1ミリメートルまでの高精度の測定を保証することに加えて、デジタルシステムは非常に高速で、データを順番に提供します。これはさまざまな場所で革を測定する場合において、戦略的な功績となります。

また鉄片とはまったく異なる「柔らかい」素材の測定における優れた精度により、ファッションや革製品の分野に適しています。CALATIが開発したツールは、実験装置と同様、一流の精度を保証します。
革のテストを実施するために考案された実験用ツールも、CALATIの戦略の一部です。同社は、材料の慎重な選択に関しても、開発と研究に徹底的に取り組んでいます。

我々の目標は、水、塩、酸によって引き起こされる損傷が製革工場で非常に一般的に発生するため、耐久性のある器具を提供することです。
このため、ツールは腐食を防ぎ、耐衝撃性を持たせるように意図的に設計されています。
-
デザイン大国、イタリアならではの洗練されたデザインのインパクト
『優れたデザイン性』 -
湿気、塩分、酸化等の厳しい作業環境にも耐えられ、長持ちできるようにコアパーツの選択にも拘っており、世界中の職人たちを惹きつけ続けてきました。
『コアパーツへの拘り』 -
レザー、ソール、紙、生地、金属シート、プラスチック、ゴムとスポンジ等、様々なタイプの素材の厚さを測る際に、迅速かつ正確なチェックができるように設計されています。
『様々なフィールドで活躍』 -
皮革産業の本場、イタリアで40年前から長年に渡り、カラティダイヤルゲージは様々な作業現場で使われ、世界中から熱く支持されています。
『長年の歴史と信頼』